三菱商事、多摩テックの跡地開発をめぐって明治大学を提訴 | Japan Law Expressの続報です。

東京地裁で判決が出まして、明治大学に約9億3900万円の支払を命じる一部認容となりました。

明大に8億円支払い命令…多摩テック跡地訴訟 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 2018年04月21日 16時53分

自動車遊園地「多摩テック」(東京都日野市)の跡地にスポーツ施設を建てる明治大の計画が頓挫して損害を被ったとして、三菱商事が明大に約62億5000万円の支払いを求めた訴訟の判決が20日、東京地裁であった。

田中秀幸裁判長は請求の一部を認め、約8億3900万円を支払うよう明大に命じた。

判決によると、同社は明大に売却する前提で2013年4月までに跡地を購入したが、同年10月に計画は頓挫。同社側は訴訟で、跡地の購入価格の1・4倍で明大が買い取る契約だったと主張した。判決は契約の成立を認めなかったが、「明大は事後処理として跡地を買い取る可能性を誠実に協議する義務を怠った」などとして同社の損害を認定した。

判決全文は確認できていないのですが上記報道から行きますと、三菱商事が開発後に明治大学が買い取るとされたスキームについて、契約として成立していないと判断した模様です。

請求額に対して認容額が非常に低いことから行っても、履行利益賠償ではないを考えられ、実質的には明治大学の主張が認められた判決と言えると思われます。

裁判例情報

東京地裁平成30年4月20日判決