この日は社労士会の研修と、その後に弁護士会の修習委員会の用事があり、非常にタイトな一日でした。

社労士会は、弁護士会と異なる点が多々あり、不思議なところです。

会費が弁護士会に比べるとものすごく安いというのが一番気にになる違いなのですが、仕組的な違いはもっと大きなものがあります。

弁護士にとっては、弁護士会というと、単位会が主になり、その上に日弁連があるというようなイメージになります。一般の方にとっては、日弁連の方が知名度が大きいと思いますが、実のところ、弁護士一人一人にとって身近なのは、都道府県ごとに一つずつある(東京のみ3つあり選択が可能です)単位会になります。

しかし、社労士会は、もっと分化しており、全国社会保険労務士会連合会の下に、東京都社会保険労務士会がありさらに、その下に年金事務所の管轄ごとに設けられている統括支部があるのです。こちらの方が個々の社労士にとっては身近な存在であり、研修などもこの統括支部ごとに行われています。

そのためにこの日に行った研修も千代田統括支部主催のものであり、そのために日程は一日しかないのです。弁護士会と同じで、研修には必須のものがあり、この日は必須の研修であったために、行かないわけにはいかず、出かけてきました。

実のところ、なかなか勉強になるのでいい機会になっています。

千代田区統括支部だけでやっているので、手作り感がつよく、弁護士会のそれと比べるとほのぼのとしているのですが、それはそれでなかなか興味深いものがあります。

その後は弁護士会に移動して、委員会の打ち合わせに出てきました。この自由闊達に意見を言い合う感じも弁護士会独特(二弁独特なのかもしれませんが)で、雰囲気が全然違うことに、感慨深いものがありました。