東証は3日、いわゆるライツ・イシューについて、規制に乗り出すことを発表しました。

新株予約権証券の上場制度の見直しについて

規制内容は、ノンコミットメント型のライツ・イシューについて、証券会社の事前審査か、株主総会の意思確認を義務付けるという内容であり、そもそも、債務超過や2期連続で経常赤字の企業には認めないという内容にもなっています。

ノンコミットメント型とは、未行使分の新株予約権について、行使を約束する引受人がいない類型のことです。

株主割り当てであることから容易に発行できるように見え、本来増資できない企業もできてしまうため、合理性のない増資が行われ、実際には既存株主が不利益を被っていると指摘されていることに対応するものとなっています。